矯正装置を壊さないようにするには?

矯正装置を壊さないようにするには?

矯正装置はご自分で取り外しの出来る“取り外し式”のものと歯にくっつけてご自分では外せない“固定式”の2つに分けられます。
当クリニックでは、取り外し式がほとんどです。

取り外し式の装置について

装置が壊れてしまうときは以下の順で多いです。

1.装置を口の中に入れた状態で舌でもてあそぶ

これが最も多い原因です。
お子さんの場合がほとんどで(大人の場合は、まずありません)、口の中に装置を入れた状態で、舌で装置を外してカチャカチャさせます。
そして外れた装置をそのまま手を使わずに、噛みこんではめようとします。

この“噛んではめようとする”時にワイヤー(針金)が切れてしまいます。

お子様が、無意識に舌でもてあそんでいないかどうか、ご家族や周りの方は注意をしてください。
もし、やっている場合は“カチャカチャ”という音がしますので、ご本人に注意してあげてください。

2.装置を装着するとき

装置の着脱は、装置を始めてつける時によく説明します。
奥の両側にある、“アダムスのクラスプ”という金具に指をかけて着脱します。
装置をつけるときは、まず、アダムスのクラスプに手をかけてゆっくりと所定の位置に押し込みます。


大体、入ったところで、今度は前歯の裏のピンクのプラスチックの部分(“床”といわれるところ)を指でぐっと押してしっかりと入れるのです。

壊れる場合はこの指で押すところを、噛んで入れてしまう時です。

お母様、お父様がお子様の矯正装置がしっかりと入っているかどうか、チェックするときも必ず、ピンクの床の部分をしっかりと押して確認をしてください。

3.装置を外すとき

装置を外すときも、後ろのアダムスのクラスプを持って外します。
前にあるワイヤーのほうが持ちやすいですが、こちらを持って外していると、このワイヤーが切れてしまうことがあります。

4.装置を踏んでしまったとき

装置を外してその辺に置きっぱなしにしていると、誤って踏んで壊してしまうことがあります。装置を外したら、必ずケースに入れましょう。
また、外で食事をするとき、装置を外して忘れて無くすケースが多いですが、このとき、装置がケースに入っていれば、捨てられないで、そのまま保管してもらえて後で出てくることも多いです。

5.装置が劣化してきたとき

装置は時間がたつと、劣化してきます。
床の部分が欠けてきたり、ネジがゆるくなったり、ワイヤーが切れてしまったりします。
ネジで拡大するタイプの装置はだいたい、1個半年からの装置では、1年の間に終わらせましょう。
装置の装着時間不足などで治療を長引かせると装置も劣化しますし、歯にピッタリ合わなくもなってしまうから、効果的な矯正治療が難しくなってくます。

6.ペットにかじられたとき

意外と多いのが、飼っている犬にかじられ、壊されるケースです。
ワンちゃんは匂いのするものが好きで、さらに、装置は適度に固いので思わず噛んでみたくなってしまうのでしょう。
ケースに入れておいてもケースごとかじられてしまうので、ワンちゃんの届かないところに置いてください。

固定式の装置の場合

固定式のワイヤー、ブラケット装置は、歯にくっついているので、壊れることは、まずありませんが、歯にくっつけているブラケットが外れることがあります。
自然に外れることもありますが、やはり、気になって舌や手で触っているうちに外れることが多いです。
そして固定式の装置が外れたら、すぐにクリニックに来院しなくてはなりません。
ですから、固定式の装置はなるべく歯みがき時以外は触らないようにしてください。

矯正装置は普通に使っていれば、簡単には壊れません。

壊れる時はなにか理由があります。
お子様の場合、“気になって”無意識に舌で触っていないかどうか、さらに、週に1,2回、ネジを回すときにしっかりと装置がお口にはまっているかどうか、指で押し込んで確認していただけますと、装置が壊れる状況はほとんど無くなると考えられます。

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